開催日時 : 2015年1月23日(金) 13:30~17:00[13:00~受付開始]
場 所 : 公益社団法人 関西経済連合会 中之島センタービル29階会議室(大阪市北区中之島6丁目2-27)
定 員 : 100名(申込先着順で定員になり次第、締め切らせていただきます)※参加費無料
プログラム:(敬称略)
【挨拶】13:30~13:40
奈良先端科学技術大学院大学 産官学連携推進本部 副本部長 久保浩三
【研究成果紹介講演】13:40~16:10
◇「信号処理技術を用いた電波センシングの性能改善とその応用」
情報科学研究科 教授 岡田実
(講演要旨)
車載レーダやGPSなど、電波を使ったセンシングが身近な物になってきている。レーダ技術自体は20世紀初頭から存在す る古い技術であるが、分解能やノイズ耐性に問題がある。近年、身近に使われるようになってきた背景として、半導体技術とともに、信号処理技術の進歩が挙げ られる。
本講演では、従来の電波センシングで問題となるノイズ耐性や解像度を向上する信号処理技術である圧縮センシングやパーティクルフィルタの概要を解説し、これらの技術を用いて、室内や生体内における近距離の位置計測を行う電波センシング方式の開発について紹介する。
◇
◇「細胞膜を構成する脂質分子を認識するタンパク質とその役割」
バイオサイエンス研究科 教授 末次志郎
(講演要旨)
細胞の形態をつくる脂質膜は、生命の定義の根幹をなす細胞の内外を決定する物質であり、またすべての細胞内構造は脂質膜 によって形成されている。脂質膜とタンパク質の相互作用を明らかにすることは、細胞膜を仲立ちとして生じることが知られている様々な生命現象の解明につな がるものである。これらの生命現象には、イオンチャネルの透過性の制御などや細胞のがん化などが含まれる。
本講演では、脂質膜や脂質を認識するタンパク質とそのナノスケールでの動作機構および疾患形成との関連について解説する。
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◇「放射光エックス線で探る磁性薄膜材料の機能性の起源」
物質創成科学研究科 准教授 細糸信好
(講演要旨)
ハードディスクの磁気読み取りヘッドは強磁性層と非磁性層を組み合わせた多層膜で構成される。
磁気ヘッドに利用されている種々の磁気機能性の発現には、非磁性層や反強磁性層の電子状態や磁気状態が重要な役割を担っ ている。通常では磁性層の強い磁性に隠されて知ることができない非磁性層の非常に弱い誘起磁性を、放射光施設で得られる円偏光硬エックス線を用いて調べる 方法を示したのち、いくつかの研究結果を紹介する。
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【コーディネータ自己紹介】16:10~16:20
奈良先端科学技術大学院大学 産官学連携推進本部
西浦義万、藤井清澄、那脇勝、塚本潤子
【情報・意見交換会】16:20~17:00
講師との情報・意見交換の時間を設定しております。ぜひ、積極的に交流ください。
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◎参加ご希望の方は申込書により、FAXまたはメールにてお申込み下さい。
◎本フォーラムの案内チラシ(pdfファイル153KB)
【お問い合わせ先】
公益財団法人 奈良先端科学技術大学院大学支援財団 企画事業部
TEL:0743-72-5810 FAX:0743-72-5819
E-mail:[email protected]