奈良先端科学技術大学院大学が「いこま国際Friendshipフェスタ」に参加(2024/10/27)

イベント報告 2024/11/15

 本学は、生駒市が10月27日に開催した「いこま国際Friendshipフェスタ」に、いこま国際交流協会やその他関係団体の協力のもと参加しました。会場は生駒駅前のベルテラスいこまとたけまるホールを使用し、今年は同じエリアで「くらしのブンカサイ」も開催されました。
 本イベントは、生駒の多様な国際コミュニティを活かして生駒市民を対象とした国際色豊かなイベントを企画・開催していきたいという生駒市からの呼びかけに、いこま国際交流協会や本学が賛同し、2022年から協力して開催しているものです。当初から、本学の留学生が日本文化を体験し、様々な人に出会えるアクティビティが盛り込まれています。

 このイベントは年々規模が拡大し、ますます多くの人々が関わり、参加するようになっています。本学からも多くの留学生がボランティアとして参加しており、今年はオープニングステージにも参加しました。オープニングステージはたけまるホールの大ホールで行われ、留学生・外国人研究者支援室のキング・ロバートUEAチーフと市役所のスタッフが司会を務めました。
 まず生駒市の小紫市長から挨拶があり、その後7か国の衣装が披露される国際ファッションショーが始まりました。本学からはインドネシアとスリランカの学生がそれぞれの伝統的な衣装を紹介しました。インドネシアのパートでは、留学生自らが衣装について詳しく説明しました。また、舞台裏では留学生と市民グループが集まり、衣装の話や大人数での自撮りをして交流を楽しみました。
 ファッションショーで観客が盛り上がった後、阪奈中央リハビリテーション専門学校の日本語科に通うインドネシアの留学生たちが、美しいダンスパフォーマンスを披露し、インドネシア文化のさまざまな側面を紹介する動画が流れました。
 ショーの最後は、いこま国際交流協会のメンバーによる韓国の民俗音楽「サムルノリ」の演奏でした。演奏者は、鮮やかな色彩の衣装を着ており、これらは「韓服(ハンボク)」(女性は「チマ・チョゴリ」、男性は「パジ・チョゴリ」)と呼ばれ、正月や結婚式などで着る伝統的な衣装です。演奏後、留学生や観客が舞台に上がり、韓国の伝統的な楽器を演奏する体験をしました。

 オープニングステージが終わると、多くの留学生が浴衣の着付けレッスンに参加し、約30名の男女が浴衣の正しい着方を学びました。皆が正しく着付けを終えると、外に出て、茶道を体験したり、イベント会場を歩き回ったりしました。天候にも恵まれ、楽しいひとときを過ごしたようです。

 今年のフェスタも大盛況で、多くの人が様々なブースやイベントに立ち寄ったことで、本学の留学生たちも日本文化を肌で感じるとともに、生駒で新たな人たちと出会うことができました。来年のフェスタにも期待が寄せられています。

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