5大学主催Postgrad Job Fairを開催|英語で留学生と企業を繋ぐ(2024/12/2)

イベント報告 2024/12/16

 令和6年12月2日(月曜日)、留学生と留学生採用を行うグローバル企業との合同企業説明会兼交流会「Postgrad Job Fair in English」をオンラインで開催しました。
 本事業は、日本の科学技術および未来社会の発展に大きな影響力を発揮しうる高度専門人材としての外国籍研究者を輩出する5つの研究大学(奈良先端科学技術大学院大学・大阪大学・北海道大学・横浜国立大学・京都工芸繊維大学)と、「世界中の同志と共働できる社会を創る」をモットーに外国人留学生の生活・就職支援サービスを展開する森興産株式会社とが連携して初めて企画したものです。今回は情報通信、素材、電機、製薬、検査機器、半導体などの各分野において基礎研究や技術開発に注力し、国内外に事業を展開する企業14社*が出展して英語による活発な交流が行われました。
*参加企業 SYSMEX CORPORATION, Shionogi, Apple Japan, ROHTO Pharmaceutical, TÜV Rheinland Japan, Nippon Telegraph and Telephone Corporation (NTT R&D), Sanoh Industrial, Leave a Nest, AGC, Samco, KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Hitachi, Denka, HORIBA

 現在、留学生の日本国内就職需要が高まる一方で、就職活動やインターンシップで求められる高い日本語レベルが障壁となり、企業とのマッチングが上手く成立しない現状があります。これを踏まえ、本学では言語や国籍に関わらず優秀な留学生の国内定着を推進すべく、英語でのコミュニケーションをベースとした企業と留学生との交流会を積極的に実施してきました。今回は、同趣旨の課題を抱える優れた研究大学が集い、優秀な留学生の存在を広く産業界へ発信するとともに、日本語が苦手な留学生にとって有意義な機会となるよう、英語開催として共同企画しました。

 当日は、主催した5大学に在籍する博士前期・後期課程留学生のほか、本事業の趣旨に賛同した複数の大学から留学生の申し込みがあり、総勢167名の留学生が参加しました。第一部では各社による3分間プレゼンテーションが行われ、第二部ではブレイクアウトルーム形式で各社個別企業説明および質疑応答が行われました。3時間という限られた時間の中で、各企業のグローバル採用情報や留学生に求める人物像について詳細な説明が行われたほか、各社の事業概要や将来の研究開発の方向性について知見を得るなど、カジュアルな雰囲気の中で活発な質疑応答が行われました。

 日本国内ではこうした大学院留学生を対象とする英語対応の就職関連イベントは極めて稀少であり、グローバルマインドの醸成や留学生の日本定着に向け、本学は今後も他大学と連携して画期的な取り組みを積極的に企画・実施して参ります。

 <開会挨拶(本学キャリア支援室の谷口直也UEA・特命助教)と進行(森興産株式会社のPearlyn Yap氏)の様子>
<開会挨拶(本学キャリア支援室の谷口直也UEA・特命助教)と進行(森興産株式会社のPearlyn Yap氏)の様子>

NEWS & TOPICS一覧に戻る