2017/03/16
奈良先端科学技術大学院大学(学長:小笠原直毅)は、3月9日、2番目の海外教育連携拠点としてタイオフィスを首都バンコクのカセサート大学工学部キャンパス内に開設しました。昨年4月に設置したインドネシア(ボゴール)オフィスに続く拠点で、タイでの留学生募集や教育研究機関とのネットワークづくりを積極的に進めます。
1.カセサート大学について
カセサート大学(Kasetsart University)は、タイを代表する研究大学の一つであり、最初の農業大学として1943年に創立されました。同国で3番目に古い大学です。
本学がカセサート大学と2010年に学術交流協定を締結して以来、これまで26名が来日して入学し、そのうち14名が修士学位、8名が博士学位を取得しています。また、同大学に本学の教員が招へいされて最先端の研究に関する講義を行い、同大学の教員との共同研究、国際学会での共同発表や国際学術誌への共著論文の投稿など積極的に交流を進めてきました。
2.経 緯
本学は、これまでタイと緊密な交流を進めてきました。まず、2005年4月にマヒドン大学と大学間学術交流協定を締結しました。次いで2009年3月にチュラロンコン大学、そして、今回のタイオフィスを開設したカセサート大学とは2010年3月の締結です。以後、同国から54名の学生が入学し、修了生34名(博士18名および修士16名)は、大学や企業など多方面で活躍しています。(3月1日現在)
第3期中期目標において、大学の基本的な目標として、「海外の教育研究機関との教育研究連携ネットワークの構築を進めること」としており、グローバル化に関する目標を達成するための措置として、「海外教育連携拠点を活用すること」を掲げています。また、2014年度に採択された文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援事業」においても海外教育連携拠点の設置を計画しています。こうしたことから、昨年4月にインドネシア(ボゴール)にオフィスを開設したことに続き、今回は、タイ(バンコク)にオフィスを開設しました。
3.ミッション
今回のタイオフィスの設置は、海外において教育研究連携の支援を行うことにより、本学における国際協働事業を推進し、海外の教育研究機関とのネットワークの構築を目的としています。
具体的には、タイ人留学生の募集と選考をはじめ、学生へのキャリア支援、現地日系企業に対する広報、タイ政府機関や日本大使館、在タイ大学連絡会(JUNThai)などとの関係構築、協定校との交流促進や同窓会との連携強化といった事業を進めます。
つきましては、本件の記事掲載及び取材等についてご配慮方いただきたく、よろしくお願い申し上げます。
【本件に関する問合せ先】
奈良先端科学技術大学院大学 教育連携部門
国際展開マネージャー 橋田 力(はしだ つとむ)
TEL: 0743-72-6248 FAX:0743-72-6244
E-mail:[email protected]