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情報科学領域
医療データをコンピュータで解析し、適格な関連情報を提供する大規模医療辞書を開発
核となるデータ「JMED-DICT mini」を公開
~医療支援システムの基盤として幅広い利活用に期待~
奈良先端科学技術大学院大学(学長:塩﨑一裕)先端科学技術研究科の荒牧英治教授を責任研究者とした共同研究グループは、医療データ活用を促進するための大規模医療辞書「JMED-DICT」(https://sip3-d2.naist.jp/jmed-dict.html)の開発を進めています。膨大な医療データから、情報科学の自然言語処理技術などにより、医療用語を抽出し、分類・整理して国際的な医療統計基準などと紐づけることで、医療者らに関連する医療データを提供する辞書です。今回、そのコア部分(約 1 万語)を「JMED-DICT mini」として公開しました。
JMED-DICTは、研究機関での医療データ解析や、診断支援、医療の質や効率を向上させるDX(デジタルトランスフォーメーション)化などの医療アプリケーションへの応用を目的に設計されています。これまでにない広範な医療用語・医学概念を収載したこの辞書は、将来的に医療支援システムの基盤として活用されることが期待されます。
詳細はこちら:https://www.naist.jp/pressrelease/241203.pdf
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