制度の概要

 この制度は、職業を有している等の事情により、標準修業年限(博士前期課程2年、博士後期課程3年)を超えて一定の期間にわたり計画的に教育課程を履修することができる制度です。

対象者

  1.  官公庁、企業等に雇用されている者(休業等により、職務を免除されている者を除く。)自ら事業を行っている者その他のフルタイムの職業に就いている者
  2.  アルバイト、パートタイム等で就業している者であって、その負担により修学に重大な影響があると学長が認めたもの
  3.  出産、育児又は親族の介護を行う必要がある者であって、その負担により修学に重大な影響があると学長が認めたもの
  4.  上記(1)から(3)に準ずる者であって、長期履修を必要とする事情があると学長が認めたもの

※ 国費外国人留学生は対象外です。

長期履修期間

課程長期履修開始時期長期履修期間の上限
博士前期課程 入学時 4年
在学中 3年
博士後期課程 入学時 6年
在学中 在学期間が1年以下の場合は、5年
在学期間が2年以下の場合は、4年

※長期履修期間は、1年を単位とします。
※就業環境等の変動により長期履修期間の延長又は短縮することができます。

授業料

年額 = 授業料の年額(535,800円【※現行】) × 標準修業年数 ÷ 長期履修期間として認められた年数

【例】博士前期課程について、3年間の長期履修の許可を受けた場合

区分各年度の授業料納付額修了までの授業料総額
一般学生
(標準修業年限2年)
1年目
535,800円
2年目
535,800円
1,071,600円
長期履修学生
(長期履修期間3年)
1年目
357,200円
2年目
357,200円
3年目
357,200円

【例】博士前期課程2年目から3年間の長期履修の許可を受けた場合

区分各年度の授業料納付額修了までの授業料総額
1年目一般学生、
2~4年目長期履修学生
(長期履修期間3年)
1年目
535,800円
2年目
178,600円
3年目
178,600円
4年目
178,600円
1,071,600円

申請方法

 長期履修学生の申請を希望する者は、必要書類を教育支援課学務係へ提出してください。

入学予定者(出願時・入学手続き時申請者)

「長期履修申請書」に必要事項を記入し、長期履修が必要であることを証明できる書類(「在職証明書」など)を添えて、(1)出願時又は(2)入学手続き時に教育支援課学務係に提出してください。申請結果については、(1)出願時の申請の場合は、入学者選抜試験の合格通知の際に、(2)入学手続き時の申請の場合は、入学後の4月末(10月末)にお知らせする予定です。
 なお、長期履修の申請の可否及び入学者選抜試験の合否は、個別に判定するもので、長期履修の申請が認められた場合でも、入学者選抜試験が不合格となる場合もあります。
 また、「履修計画書」については、入学後、指導教員が決定次第、指導教員と相談の上、作成し、教育支援課学務係へ提出してください。

[4月入学予定者] 
(1)出願時:出願締切日
(2)入学手続時:入学手続き案内に記載

[10月入学予定者]
(1)出願時:出願締切日
(2)入学手続時:入学手続き案内に記載

在学生

 長期履修学生の申請を希望する者は、指導教員と相談の上、必要書類を教育支援課学務係へ提出してください。提出期限等は、学内メールにて通知します。

 ※在学期間が博士前期課程にあっては1年、博士後期課程にあっては2年を超えている方は申請できません。

必要書類

入学予定者(出願時・入学手続き時申請者)
在学生
入学予定者・在学生共通

・在職証明書 ※在職を理由とする場合。様式任意。
・出産、育児又は親族の介護を理由とする場合は、その事実を証明するもの
・その他の理由により、長期履修を希望する場合は、事前に教育支援課学務係へご連絡ください。

長期履修期間の変更等

長期履修期間延長又は短縮

・長期履修学生は、就業環境等の変動により長期履修期間の延長又は短縮をする必要がある場合、学長の許可を得 て長期履修期間を延長又は短縮をすることができます。
・長期履修期間の変更を希望する者は、指導教員と相談の上、 長期履修期間変更願を教育支援課 学務係へ提出してください。提出期限等は、学内メールにて通知します。

・長期履修期間満了までの期間が1年に満たない者は、長期履修期間の延長又は短縮をすることができません。
・長期履修期間の延長等を許可された者は、同一課程において、再度、長期履修期間の延長等を願い出ることはできません。
・長期履修期間を短縮する場合は、短縮後の長期履修期間に応じた授業料から既に在学した期間の授業料の差額を徴収することとなります。

長期履修の辞退

・長期履修学生は、就業環境等の変動により長期履修の必要がなくなった場合、学長の許可を得て長期履修の辞退をすることができます。
・長期履修の辞退を希望する者は、指導教員と相談の上、長期履修辞退願を教育支援課学務係へ提出してください。提出期限等は、学内メールにて通知します。

・長期履修期間満了までの期間が1年に満たない者は、長期履修の辞退をすることができません。   
・長期履修の辞退を許可された者は、同一課程において、再度、長期履修を志願することはできません。  
・長期履修を辞退する場合は、通常要する授業料から既に在学した期間の授業料の差額を徴収することとなります。

参考

問い合わせ先

 申請手続きについて不明な点があれば、下記までご連絡ください。
 奈良先端科学技術大学院大学 教育支援課学務係
 電話 0743-72-5932
 E-mail :[email protected]