
万博出展技術を紹介!
「光る植物」で“未来の侘び寂び”を体験
電力を必要としない「光る植物」を研究する植物代謝制御研究室・出村拓教授、大阪大学産業科学研究所・永井健治教授(本学客員教授)
大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジ」 4月21日(月)~4月28日(月)

カルスランプ
これまで、様々なメディアでも取り上げられることが多かった「光る植物」を万博会場でご覧いただけます!
発光タンパク質の遺伝子が導入された「光る植物」は、自ら光を放ちます。温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて、様々な技術開発が進められていますが、電力を必要としない「光る植物」を照明として代替できれば、火力発電による二酸化炭素排出量の削減につながります。
研究グループでは、発光キノコや発光バクテリアが有する発光システムを改変し、それら発光遺伝子をタバコやポプラの葉や茎の細胞に導入することで、自ら光る植物を作り出すことに成功しました。
研究グループではさらに、「光る植物」を屋内外照明としての実用化を進めるための会社「株式会社LEP」(代表取締役CEO永井健治)を立ち上げ、研究の進展に日々取り組んでいます。
今回の大阪・関西万博では、“未来の侘び寂び”というコンセプトで、「光る植物」によりほのかに照らし出された和室空間を展示予定です。柔らかい光の魅力を幻想的な和室空間で味わうことができます。
「光る植物」の研究成果に加え、地球と人類に欠かせない植物の力を是非会場で体感してください。

発光ポプラの幼木